商標の警告書対応7つの鉄則(その7)

警告書で必ず書かれている文言の1つが「法的措置を取らせていただきます」という文言。慣れていないとドキってしますよね。


ただ、「法的措置」がなんであるのか書いていないことからも明らかなように、相手はこちらの出方をうかがっているにすぎないんです。つまり、時候の挨拶みたいなもの。「敬具」って書いてあるものと思ってください。ほとんどの方は読み飛ばすでしょ?


要は、警告書1本で話がまとまると思って書いている相手方はいないということ。あくまでも交渉のきっかけなんです。交渉には相手が付き物。相手の出方を知らなくては話を有利に展開することはできません。そういう先人の知恵から出てきた定型句があるんです。それに惑わされず、まずはプロにご相談ください。